13日 原油は続伸、前日からの堅調地合い引き継ぐ
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ1セント高の59.80ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同11セント高の63.39ドル/バレルと、いずれも続伸している。 ワクチン接種の普及で米経済やエネルギー需要の回復期待が高まり、前日の米国時間内で原油相場は買いが先行した。また、ドルがユーロに対して下落し、ドル建て原油の割高感が和らいだことも、相場を押し上げる要因となった。13日アジア時間の原油相場は堅調だ。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「前日相場を引き継ぐ形だ」と指摘した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、サウジアラビアの施設などを標的に無人機やミサイルで攻撃したことが地政学的リスクを高めたようだ。また、同氏は「相場が上がってきているが、売りが出やすく上値は重い」と述べた。 日経平均株価は前日比298円59銭高の2万9,837円32銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.57円と、前日の17時時点(109.46円)と比べドル高・円安方向に振れている。
|