11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ24セント高の53.22ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同31セント高の56.21ドル/バレルと、いずれも続伸している。
前日の欧米市場の強気な株式相場を引き継ぎ、20日のアジア時間では株と同じリスク資産である原油先物にも買いが先行している。なかでも次期財務長官のイエレン前米連邦準備理事会(FRB)議長による、大胆な経済支援策への言及が強材料として注目されていると国内アナリストは指摘している。また、ドルが対ユーロで下落したため、ドル建ての原油先物は割安感から押し上げられている。一方、米エネルギー情報局(EIA)が21日発表する週間在庫統計は米原油在庫が前週から減少するとの予想が聞かれるが、減少幅は小幅にとどまるとの見方が強く、原油需要は好調とは言いがたいため、上値は抑えられた。
日経平均株価は前日比98円28銭安の2万8,535円18銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.77円と、前日の17時時点(104.00円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):89.60 (↓0.55)
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