19日 原油はまちまち、EIA統計前で様子見ムード
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は祝日前の15日終値と比べ3セント安の52.33ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は前日終値と比べ28セント高の55.03ドル/バレルと、まちまちの展開となっている。 18日のニューヨーク市場は、キング牧師誕生日の祝日のため休場。一方、ブレントは前日の海外市場の下落に反し、19日のアジア時間で反発している。野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「このところ原油相場が下落したことに加え、米エネルギー情報局(EIA)が日本時間19日の夕方に発表する月間統計を前に買戻しが入っているようだ」と指摘した。ただし、上値は重い。中国をはじめ、世界各国で新型コロナの感染が収束する気配がみられないなか、EIAの月間統計で原油需要が下方修正されるとの見通しが市場関係者間で広まっている。同氏は「月間統計が発表されるまで、方向感なく推移するだろう」と付け加えた。 日経平均株価は前日比347円18銭高の2万8,589円39銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.87円と、前日の17時時点(103.76円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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