11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ3セント高の48.15ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同1セント高の51.21ドル/バレルと、いずれも小幅上昇している。
米エネルギー情報局(EIA)が23日に発表した週間石油統計で、米原油在庫が市場の事前予想を下回ったものの前週比56万バレル減少したほか、ガソリン在庫が同113万バレル減、中間留分在庫が同233万バレル減少しことから需給改善期待が広がり、原油は買われた。その後、24日のアジア時間帯に入っても、原油相場は小幅高を維持している。またドルが対ユーロで下落し、ドル建て取引される原油先物に割安感が生じていることで、野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「クリスマス休暇前のポジション調整のような相場のなかで、強材料にはなっている」と述べた。さらに、ナイジェリアのエクソンモービルの原油輸出ターミナルにおいて、火災による不可効力 (フォースマジュール)条項が宣言されたことも、「原油生産量としての影響は小さいが、センチメントとして上昇要因にはなっている」と同氏は付け加えた。
日経平均株価は前日比132円08銭高の2万6,656円87銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.57円と、前日の17時時点(103.40円)と比べややドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):84.62(↓0.26)
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