18日 原油は小幅反落、利益確定の売りが先行
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ7セント安の48.29ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同15セント安の51.35ドル/バレルと、いずれも小幅に反落している。 前日の欧米市場で原油価格がWTI、ブレントともに9カ月ぶりの高値を付けたことから、18日のアジア時間ではいずれも利益確定の売りが先行している。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「(アジア時間18日の)早朝から、ドルが対ユーロで上昇しており、ドル建てで取引される原油先物に割高感が強まっていることも、原油の上値を抑えている」と指摘した。一方、米国や欧米でも足元で新型コロナウイルスの感染拡大が続いているものの、上野氏は「経済対策の早期合意やワクチン普及の期待が広まっているため、下値は抑えられている」と付け加えた。 日経平均株価は前日比16円79銭安の2万6,789円88銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.27円と、前日の17時時点(103.19円)からわずかにドル高・円安に推移している。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):85.29(↑1.23)
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