11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ31セント高の48.13ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同33セント高の51.41ドル/バレルと、いずれも続伸している。
米エネルギー情報局(EIA)が16日に発表した週間石油統計で、米原油在庫が市場の事前予想を上回る前週比310万バレル強減少したことを受け、需給改善の見通しが広がり原油は買われた。17日のアジア時間帯に入っても、その流れが続いている。また、米国の追加経済対策を巡り与野党協議が前進し、週内の合意の可能性が高まったことで、野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「経済回復によるエネルギー需要の押し上げ期待も相場の下支えとなっている」と述べた。一方、EIAが航空需要の落ち込みによるジェット燃料市況の不振を理由に、石油需要見通しを2020年は日量50万バレル、2021年は日量17万バレル下方修正したことや、欧州ではドイツが再び厳しいロックダウンに移行したことなどが、「相場の上値を抑えている」と同氏は付け加えた。
日経平均株価は前日比9円59銭安の2万6,747円81銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.30円と、前日の17時時点(103.45円)と比べややドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):84.06(↑0.29)
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