11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ9セント安の47.53ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同13セント安の50.63ドル/バレルと、いずれも小幅続落している。
米国石油協会が(API)が15日に発表した週間石油統計で、事前の予想に反して米原油在庫が増加したため、原油相場には下方圧力が加わった。しかし「経済回復並びに原油需要の回復が期待されており、市場は強気のバイアスが強い」と国内アナリストは指摘している。主な要因として、米食品医薬品局(FDA)が米モデルナの開発する新型コロナワクチンの使用を承認し、早ければ18日にも接種が開始されるとの報道に加え、米議会で追加の経済対策を協議中とのことから米株価が上昇し、株と同じリスク資産である原油先物もセンチメントが強気に振れていることを同氏は挙げている。このため強弱材料が拮抗し相場は底堅く推移しているため、下げ幅は小幅に抑えられた。
日経平均株価は前日比78円42銭高の2万6,766円26銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.63円と、前日の17時時点(104.07円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):83.77 (↑0.22)
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