14日 原油は小動き、新型コロナ懸念で上値重く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は先週末終値と比べ2セント高の46.59ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同6セント高の50.03ドル/バレルと、いずれも小動きにとどまっている。 先週の欧米市場の原油相場は、10日に新型コロナワクチンの普及に伴う景気回復期待で3月上旬以来の高値を付けたことから、11日は利益確定の売りが先行し反落した。週明け14日のアジア時間の相場は小動きにとどまっており、第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(写真)は「特に目立った材料は見当たらない」と述べた。一方、欧米を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大しており、経済の正常化とエネルギー需要の回復には時間がかかるとの警戒感が強まっている。同氏は「今後、新型コロナによる景気悪化懸念が強まれば、上値は抑えられる」と付け加えた。 日経平均株価は先週末比191円51銭高の2万6,844円03銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.00円と、先週末の17時時点(104.07円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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