9日 原油は下落、米在庫の積み増しで需給緩和感
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ15セント安の45.45ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同16セント安の48.68ドル/バレルと、いずれも下落している。 米国石油協会が(API)が8日に発表した週間石油統計で、米原油在庫が前週から積み増しとなった。本日9日に発表される米エネルギー情報局(EIA)による統計でも、市場の事前予想に反し原油在庫が増加するとの懸念が浮上していることから、需給緩和が意識され相場は下落している、とマーケットエッジの小菅努代表取締役は指摘した。 一方、下落が小幅に留まっている背景として、新型コロナウイルスのワクチン開発の進展で、エネルギー需要が回復するとの期待感が下支えしているほか、大半の市場関係者は来週OPEC(石油輸出国機構)の月報で発表される原油の需要予想待ち、と同氏は付け加えた。 日経平均株価は前日比224円94銭高の2万6,692円2銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.14円と、前日17時時点(104.08円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):81.35 (↑0.30)
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