12日 原油は続伸、需要増による米原油在庫の大幅取り崩しで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は、前日比27セント高の41.72ドル/バレル。インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は、同比25セント高の44.05ドル/バレルといずれも続伸している。 米国石油協会が(API)が10日に発表した週間石油統計で、先週末の米原油在庫が市場の事前予想を上回る前週比510万バレルの大幅減少となった。本日12日に発表される米エネルギー情報局(EIA)による統計でも、87万バレルの原油在庫の取り崩しが予想されており、需要の増加が意識され、買いが進んでいるとマーケットエッジの小菅努代表取締役は指摘した。 加えて、新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいることも原油相場を下支えしているようだ。ワクチン開発が実現すれば人の移動が活発化し、「ジェット燃料や車の燃料といったエネルギー需要の回復が期待される」(同氏)ことから、原油相場の支援材料になっているという。 日経平均株価は前日比141円40銭高の2万5,491円00銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.28円と、前日17時時点(105.40円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):73.69 (↑1.68)
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