28日 原油は反落、ドル高やコロナ感染拡大で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日比85セント安の38.72ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同71セント安の40.49ドルと、いずれも反落している。 第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は「ドルが主要通貨に対して上昇しているため、ドル建てで取引される原油が割高感から売られている」と指摘。依然として新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、リビアでの原油生産の再開など弱材料が多い。 また同氏は、米メキシコ湾岸に接近しているハリケーン「ゼータ」の進路が今後の原油市況を左右するとの見方を示した。「ハリケーンが直撃すれば、周辺の石油施設の停止が長引く可能性がある。この場合は買いの動きが強まり、40ドルを超えることもあり得る。ただしハリケーンの進路が逸れれば、売りが続く」(同氏)。 日経平均株価は前日比82円69銭安の2万3,403円11銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.41円と、前日17時時点(104.84円)からドル安・円高方向に振れている。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):69.29(↑1.25)
|