31日 原油は反発、ドル安と株高が手掛かり
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は、先週末比17セント高の43.14ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同30セント高の46.11ドル/バレルとともに反発している。 米連邦準備理事会(FRB)が27日、金融政策の新戦略を発表し、現在の低金利政策が長期に渡り維持されると市場関係者間で受け止められたことで、先週末の海外市場ではドルが下落した。これを受けて、ドル建ての商品に割安感が広まっているもよう。第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は、「足元で続くドル安やアジア株の上昇を手掛かりに(原油は)買われている」と指摘した。一方、原油の需給に関する新規材料が見当たらないことを受け、「他力本願による相場の上昇で上値は重い」と付け加えた。
日経平均株価は先週末比428円75銭高の2万3,311円40銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.49円と、先週末17時時点(106.07円) と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 67.32 (↓0.65)
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