30日 原油は小幅続伸、FOMCが金融政策維持もコロナで上値重く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は、前日比1セント高の41.28ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は、同4セント高の43.79ドル/バレルと、いずれも小幅続伸している。 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、28~29日に開催した定例会合で金融緩和策を維持する方針を示した。このため、原油先物には一定の下支えがみられる。一方、世界全体で新型コロナウイルスの感染者数が増加し続けており、米国では29日に死者数が15万人を突破したとの報道もあるなか、第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は「景気や原油の需給が回復するとの期待は薄く、FOMCの声明に相場を大きく押し上げるほどの効果はみられない」と指摘している。 日経平均株価は前日比63円12銭高の2万2,460円23銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.07円と、前日17時時点(104.82円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 66.76 (↑0.77)
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