20日 原油は小幅続落、限月交替を前にポジション調整売りが優勢
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は、先週末比22セント安の40.37ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は、同26セント安の42.88ドル/バレルで推移している。 WTIの中心限月の交替を前に、原油相場はポジション調整の売りが入り、小幅安に推移している。一方で、新型コロナの感染者数が世界で過去最多を連日更新しており、原油需要のⅤ字回復が困難な状態が続いている。これを受け、野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「強材料が少ない中、米国では夏の行楽シーズンに入り、今後ガソリンがどれくらい消費されるか市場関係者は注目している」という。それまでは「WTIは40ドル、ブレントは43ドルで上値が抑えられ、小動きに推移する可能性が高い」(同氏)。 日経平均株価は先週末比100円59銭安の2万2,595円83銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.35円と、先週末の17時時点(107.11円)と比べて、ドル高・円安方向に推移している。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):64.10 (↓0.19)
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