1日 原油は反発、安値拾いの買いも感染第2波で上値重く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は、前日比55セント高の39.82ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は、同47セント高の41.75ドル/バレルで推移している。 前日の欧州時間で原油相場が反落したことから、1日のアジア時間では安値拾いの買いが先行している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員=写真)は「世界的な経済活動の再開に加え、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国による協調減産によって、相場は支えられている」と述べた。一方、経済活動再開を優先した地域における、新型コロナの感染第2波への警戒から上値は重い。同氏は「WTIは40ドル、ブレントは42ドルを境に、小動きにとどまる可能性が高い」と付け加えた。 日経平均株価は前日比10円52銭高の2万2,298円66銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.75円と、前日の17時時点(107.72円)と比べて、小幅なドル高・円安方向に振れている。
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