11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は、先週末比13セント安の33.12ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は、同27セント安の34.86ドルで推移している。
中国で22日に開幕した第13期全国人民代表大会(全人代)で、2020年の経済成長目標の設定が見送られたのを受け、野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「中国経済への不透明感が強まり(リスク資産である)原油が売られやすくなった」と指摘。その上で、全人代で示された香港国家安全法の制定方針を巡り、トランプ米大統領らが反対姿勢を打ち出しているため、「米中摩擦の懸念が高まり、これも原油相場の弱材料になっている」と付け加えた。
日経平均株価は先週末比265円58銭高の2万653円74銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.64円と、先週末17時時点(107.46円)からややドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):54.61(↓1.41)
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