19日 原油は続伸、ワクチン開発進展や産油国の追加減産を材料視
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は、前日比89セント高の32.71ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は、同41セント高の35.22ドル/バレルと、いずれも続伸している。 米医薬品メーカーが、新型コロナウイルスに対する中和抗体を検出したと発表したことでワクチン開発に進展の兆しがみられ、経済活動の再開が本格化するとの期待から米国株価が上昇、原油も買われた。 また、石油輸出国機構(OPEC)プラスによる5月からの日量970万バレルの協調減産に加え、サウジアラビアの日量100万バレルを含め複数の産油国が6月から追加減産を行うと発表したことも強材料視されている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは、「6月10日にOPECプラス会合が開かれ、6月以降の減産について協議される見通しにあることも支援材料」との見方を寄せた。 日経平均株価は前日比351円85銭高の2万485円58銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.40円と、前日17時時点(107.18円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
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