19日 原油は反発、買戻しが優勢も需要の長期低迷懸念が重し
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は、前日比1ドル78セント高の22.15ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同1ドル1セント高の25.89ドル/バレルで推移している。 新型肺炎の感染拡大の影響で、各国が相次いで移動制限を発表。世界的な景気後退の懸念から、前日の海外市場では米国株式市場が反落し、原油相場も大幅安となった。これを受けて、第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は「(19日のアジア時間では)安値拾いの買戻しがみられる」と述べた。一方、新型肺炎の終息がみえず、(航空関連を中心とした)需要の低迷が長期化すると予想されるなか、「増産を表明しているサウジアラビアや他の産油国が協調減産の再開について会合を開くなど、供給面で新たな材料が出てこない限り、上値は重い」と付け加えた。 日経平均株価は前日比37円20銭安の1万6,689円35銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.29円と、前日17時時点(107.42円) と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 62.10 (↓2.74)
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