11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は、前日比2セント安の55.57ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は、同3セント安の62.01ドルで推移している。
ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストは「新型コロナウイルス肺炎の感染拡大を背景に今後の経済活動が停滞し、原油消費が減るとの懸念が引き続き燻っている。このため原油を含めリスク資産が全般的に売られている」と指摘。ただ、下げ幅は限定的だ。米国の原油在庫は、米石油協会(API)の22日発表分では前週比で増加したものの、米エネルギー情報局(EIA)の23日発表分では同41万バレル減少したため「米国の需給緩和懸念が後退している」(上野氏)との見方が相場を下支えしている。
日経平均株価は前日比8円97銭安の2万3,786円47銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.45円と、前日17時時点(109.61円)から、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):99.24(↓0.71)
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