3日 原油は続伸、協調減産の延長観測で買い進むも株安で上値重い
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は、前日比16セント高の56.12ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は、同13セント高の61.05ドル/バレルと、いずれも続伸している。 サウジアラビア政府が2020年半ばまで石油輸出国機構(OPEC)による協調減産を延長することを主張していることを受け、ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストは「減産の延長観測に期待が寄せられ買いが続いている」という。 また、米エネルギー情報局(EIA)が3日に発表予定の週間在庫統計で米原油在庫が約180万バレル減少すると市場で予測され、6週間ぶりに取り崩しになるとの見通しから、原油は買いが入りやすい地合いとなっている。 米ダウ先物が下落していることを背景に、日本や中国などのアジア株がつれ安となっており、リスク資産である原油が売られやすくなる要因もあり、上野氏は「上値は重い」と指摘している。 日経平均株価は前日比223円29銭安の2万3,306円21銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.09円と、前日17時時点(109.60円)と比べドル安・円高方向に振れている。 |
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