29日 原油は小幅続落、米中通商協議などの動きに反応薄
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は27日比7セント安の58.04ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は前日比7セント安の63.80ドル/バレルと、いずれも小幅続落している。 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「このところ相場を動かす材料となっている米中通商協議や、石油輸出国機構(OPEC)の協調減産に関して、きょうは動きがみられない」と指摘している。 一方、ロシア政府がOPECの協調減産に協力的な姿勢を見せているとの報道があるものの、ロシアの石油会社は来年3月までは減産の強化を見送るよう求めたと報じられたことを受け、芥田氏は「ロシアの協調減産への協力に対する期待感は強まったり弱まったりしている」とし、相場は小幅な動きに留まっているとの見方を示している。 日経平均株価は前日比30円22銭安の2万3,378円92銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.49円と、前日17時時点(109.42円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 93.46 (↓0.07)
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