28日 原油は続落、米中通商協議進展への不透明感で需要減退懸念増す
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は、前日比23セント安の57.88ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は、同26セント安の62.82ドル/バレルと、ともに続落している。 トランプ米大統領が27日、香港の反政府デモを支援する香港人権・民主主義法案に署名した。これに対し、中国が内政干渉に当たると反発することが予想されている。このため、「米中通商協議の進展に関し不透明感が広がっている」(マーケットエッジ=小菅努代表取締役)ことから、世界経済の後退に伴う原油需要の減速に対する懸念が増し、原油は売られているようだ。ただ、近く協議合意に達するという楽観的な見方は依然として根強いことから、同氏は、「下げ幅は限定的」と付け加えた。 日経平均株価は前日比5円41銭高の2万3,443円18銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.43円と、前日17時時点(109.19円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):93.53(↑0.42)
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