シンガポール=60MW浮体式太陽光発電所が操業開始
シンガポールで世界最大規模の浮体式太陽光発電所が7月に操業を開始した。事業者である同国のNationalWater Agency((PUB)と地元大手センブコープインダストリーズが共同で発表した。同国で3カ所目の浮体式太陽光発電施設となる。 新発電所はシンガポール西部テンガにある貯水池にあり、昨年8月に着工した。12万2,000万の太陽光パネルを使用し、サッカーコート45面に相当する広さがある。パネルの耐用年数は25年という。 発電容量はピーク時ベースで60メガワット。約1万6,000戸の1年分に相当する電力需要が賄えると試算している。年間32キロトンの炭素排出量を削減できるとされ、この数量は7,000台の自動車を廃車するのと同じ規模という。また、貯水池に設置したため冷却効率がよく、屋上に設置する太陽光パネルに比べ5~15%、発電効率が高いという。 |
シンガポール : 萩本 智史 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.