中国広西海事安全局は9日、広西北部湾港に建設された30万トンの欽州原油ターミナルが正式に運営を開始したと発表した。
欽州石油ターミナルは、中国西部に新しい陸路・海路を整備するうえで重要なプロジェクトであり、広西チワン族自治区で最大の原油ターミナルだ。総投資額は約16.28億元で、30万トンの原油バースと長さ約3kmの架台をそなえる。同施設には30万トンと10万トンの原油タンカーを同時に停泊させることができる。また、年間約2,000万トンの原油を受け入れることが可能で、中国石油(ペトロチャイナ)広西石化の1,000万トンの年間需要に対応できる。
同ターミナルの建設と許可により、原油の海上輸送の安全リスクが効果的に低下し、広西港の貨物の処理能力が向上する。さらに北部湾港の原油輸送コストが減り、広西石油化学産業の発展につながり、より良いサービスの提供が可能となる。
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