インドネシア=プルタミナと台湾中油、バロンガン製油所に共同でナフサクラッカー建設
インドネシア国営石油ガス会社プルタミナはこのほど、台湾中油(CPC)と共同で、西ジャバ州にナフサクラッカーを建設することで覚書を交わした。投資総額80億米ドルとなる見通しで、CPCはこのうち45%を負担する。プルタミナとCPCは2018年末から同プロジェクトについて話し合いを行っていた。 ナフサクラッカーの生産能力はエチレン年産100万トン、2026年の操業開始を狙っている。今回のプロジェクトは、プルタミナのバロンガン製油所拡張計画の一環。同製油所は2022年頃に拡張工事を終える予定となっており、石油精製能力が日量15万バレルと、現在より約20%増強される。新ナフサクラッカーはバロンガン製油所施設内に建設され、同製油所から原料ナフサが供給されると見られる。 |
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