インドネシア=台湾CPCがバロンガン石化事業に出資
台湾中油(CPC)は、インドネシア国営プルタミナとともに、インドネシア・西ジャワ州でバロンガン石油化学プロジェクトを推進する。CPCの出資額は合計220億米ドルと見積もられている。新たに建設する施設ではエチレンを年間100万トン生産できる。年内にも建設が始まる予定となっており、操業開始は早ければ2026年の見通し。将来的には生産されるエチレンを原料に、石化誘導品を製造する装置の増設計画もあるという。
プルタミナの石化製品の生産能力はインドネシア全体で現在、年間70万トンと少ない。同社は今後、今回のバロンガン・プロジェクトのほか、デュマイ、チラチャップ、バリクパパンの各石油精製・石油化学コンプレックスでの拡張・近代化、トゥバン、ボンタンでの装置の新設などを行う計画だ。プルタミナの石化製品の生産能力は2026年頃に、年間660万トンに拡大する可能性がある。 |
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