インドネシア=2020年のエネルギー補助金3.4%削減を目標
インドネシア政府はこのほど、来年度のエネルギー補助金予算を137兆5,000億インドネシア・ルピア(97億5,000万米ドル、以下ルピア)とし、今年度予算比3.4%削減する計画であると発表した。主な内訳は電力向けが62兆ルピア、液化石油ガス(LPG)向けが52兆ルピア、LPGを除く石油燃料向けが約19兆ルピアとなっている。 政府は受益対象者について、「エネルギー関係費の負担が家計に大きく影響する低所得者などに限る」などの対策により、削減を達成したいとしている。ジョコ・ウィドド大統領は2014年の大統領就任以来、エネルギー補助金の削減に取り組んでいる。しかし、一方では国民生活の安定と健全な内需の育成のために、補助金政策は継続しなければならないとの立場も明らかにしている。
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シンガポール : 萩本 智史 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.